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IS03について・続

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Filed under mobile, 小牟田啓博

昨日はauサイドとしてのIS03に関するこだわりのポイントをご紹介しました。

今度は開発をしてくださったシャープさんとの秘話的なはなし。

今回のIS03は、シャープさん選りすぐりの精鋭メンバーチームで構成されたプロジェクトでした。

中でもデザインチームは、僕のもっとも信頼するデザインディレクターのひとりK川さんと、それからGUIを担当してくれた女性デザイナーのI藤さん。このおふたりを中心に、優秀なクリエイティブチームでデザイン開発がなされてきました。

K川さんとは数年の付き合いになるのですが、ここ数年で一番ケータイ市場の事とユーザーさんの事だけを一心に考え、強烈なライバル商品であるiphoneに対してどうやって対抗していくのかについてを、日々考えてアイデアを出し合い、そして数多くのスタディを積み重ねて、最終形に持って来ました。

必要スペックを最も効率良くコンパクトに実装する事を念頭に置きつつ、一方、人が快適にホールドをしてタッチ操作をし続けてハンドリングが良いと感じる、且つ飽きずに使いこなすほどどんどん手にフィットして馴染んでくるスタイリング、これを目指して。
おそらく関係者以外には全く判別がつかないであろう微細な違いのスタディーモデルを幾つも作成し、トライアンドエラーを繰り返しながら、じっくりと検証し、しっかりと作りこんでいった造形です。

それからGUIにつきましては前回もコメントした通り、auの意思表現としてコンセプトを際立たせたライブ待ち受け画像がどうしても必要で、これを実現する為のハードルを僕はかなり高く設定させて頂きました。
これに対して以前から数々のプロジェクトを共にさせて頂いた信頼するデザイナーのI藤さんは、何度も何度も苦しみながらも僕の意向に応えようと、更に上回るアイデアを出そうと物凄い集中力でがんばってくれました。
これにつきましては、実に多くの方々のアイデア展開と苦労と、それから心地よいこだわりによって完成した素晴らしいGUIだと思っています。

そしてあの”ちょっと気持ち悪い(笑)?”触感のGUIの実現を、シャープさんのソフトウェア開発チームの執拗なまでの拘りによって実現した世界です。

ぜひとも、ひとりでも多くの方々に試して実感して、そして愛して頂けたらと思います。

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