JFKOさん主催の第一回国際フルコンタクト空手選手権のメダルをデザインさせていただきました。
四角い形状、卍柄の文様、大きなサイズ、この3つのポイントに拘ってデザインを完成させました。
まず一つ目の四角い形状ですが、空手は道場も試合場も四角です。オリンピックのメダルは金貨がモチーフとなっている訳ですが、単純にこれに対する差別化というのではなく、空手家の勝利の象徴として形状を考えた結果が、この四角いフォルムだった訳です。
もう一つの卍柄についてですが、古来より日本では折り目正しさや強さ、あらゆる方向に広がりを持つという意味合いから発展の象徴とされて来ました。その文様を反復した地紋とする事で、空手が永遠に続くようにデザインしています。このグラフィックはバニリィムンクの堀内さんが描き起こしてくださったものです。
それからサイズについてですが、やはり勝利者を讃えるのにサイズ感は非常に重要です。この大会に出場し勝利を勝ち取った選手たちは、皆何年何十年と稽古を重ねて来た訳で、その栄冠の象徴としてこのサイズ感はとても大事です。85ミリという大きさと重みは勝利を記念するのに十分なサイズだと考えました。
入賞者の皆さま、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
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